暮らしを整えるヒント
失敗した後のやり直し方|止まった箇所を記録して方法を変える
失敗の後にやり方を見直す時は、自分への評価より、試した手順と止まった箇所を記録します。次に変える条件を絞ってもう一度試すと、前回との違いを具体的に確かめられます。
目次 6項目
振り返る対象を、自分全体から作業へ戻す
うまくいかなかった時に「自分は向いていない」で記録を終えると、次に変える場所が残りません。やり直しのためには、何をしようとしていたか、どんな順番で進めたか、期待と違った点はどこかを分けます。
たとえば、出かける準備で忘れ物をした場合、「注意力がない」と書く代わりに、「必要な物は前夜に確認したが、充電していた物を朝かばんへ入れなかった」と記します。これなら、前夜の準備が全部無駄だったわけではなく、朝に追加する物の扱いが見直す箇所だと分かります。
相手への報告や対応が必要な失敗は、先にその用事を済ませます。ここでの振り返りは、それを置き換える反省ではなく、次に同じ作業をする時の手順を残すものです。
試したこと・止まった所・次の変更を並べる
記録は長い日記にしなくても構いません。「試したこと」「起きたこと」「次に変えること」の欄を作り、見た事実を書きます。原因が分からない場合は、原因らしい言葉で埋めず、「まだ分からない」と残して次に確認する点を選びます。
勉強が進まなかった例なら、「夕食後に教材を開いた」「最初の問題で説明を探し続けて終わった」「次は説明を読む範囲を先に確認する」と書けます。「集中できなかった」だけより、着手後のどこに時間がかかったかが見えます。
次の変更は、困った箇所に直接関係するものから選びます。準備の時刻、道具の置き方、説明の受け方など、いっぺんに全部変えず試します。変更後も同じ所で止まったなら、別の条件が関わっている可能性を見直せます。
以前のメモは消さず、日付を付けて次の結果を並べます。「今回は忘れなかった」だけで終えず、追加した確認を実際に使ったかまで残すと、役立った手順を次にも残せます。
振り返りを増やしすぎて、再開を遠ざけない
失敗の理由を完璧に説明しようとすると、再び試す前に時間を使い切ることがあります。分かっている事実と、まだ確かめていない推測を分け、次の一回で調べられる範囲を決めましょう。
また、結果が変わった時も、変更した点だけが原因と即断しないようにします。時間の余裕や周囲の条件も前回とは違う場合があります。「この方法なら毎回成功する」と広げず、今回役に立った部分として記録します。
同じやり方を繰り返す負担が大きいなら、作業を小さく分ける、人に確認してもらう、別の方法を使う選択もあります。失敗を学びに変えるために、何度でも同じ負担を引き受ける必要はありません。
準備・学び・予定の失敗を記録する例
忘れ物があった
一覧を作ったかどうかだけでなく、確認した後に増えた持ち物がなかったかを見ます。朝だけ使う物なら、かばんのそばに持ち出しのメモを置く案があります。次回は、その追加分まで持ち出せたかを確認します。
学んだ内容を使えなかった
読んだ箇所と、実際に答えられなかった箇所を並べます。読む量をただ増やす前に、説明を見ずに短く言い直すなど、確かめる作業を加えてみます。どこまで分かっていて、どこから説明を必要としたかが、次に戻る位置になります。
予定どおりに終えられなかった
作業自体の時間だけでなく、材料を探す、返事を待つ、片付ける時間が予定に入っていたか確認します。次は抜けていた工程を含めて組み直します。単に「もっと早く始める」では、同じ見積もりの抜けが残ることがあります。
次に試した結果まで、同じ記録に残す
最近つまずいた作業から、再び行う予定があるものを選びます。前回の手順と止まった場所を書き、次回の変更点を決めましょう。やり直した後は別のメモへ散らさず、同じ所へ結果を追記します。前より進んだ箇所と、まだ困る箇所を比べられる記録にすると、振り返りが次の作業へつながります。
今日試せること
- うまくいかなかった作業を、試した手順と止まった箇所に分けて記録する
- 次回変更する条件を決め、やり直した結果を同じメモに追記する