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苦手なことを始めるには?できない理由を分けて小さく練習する方法

苦手なことは、未経験なのか、練習する機会が少なかったのか、今の方法が合わないのかを分けると、始め方を選べます。全部を一度に克服しようとせず、前にはできなかった動作を小さく試すところから進めましょう。

目次 6項目
  1. 「苦手」の中には、まだ慣れていないこともある
  2. 練習するのは、つまずいた箇所の手前から
  3. 努力で変えられることだけが原因ではない
  4. 話す・覚える・手を動かす練習の分け方
  5. 次の練習で確かめることを決める
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「苦手」の中には、まだ慣れていないこともある

一度つまずいたことを、そのまま自分の不得意分野として覚えている場合があります。料理が苦手、話すのが苦手、機械が苦手という言葉は便利ですが、範囲が広いままでは何を試せばよいか分かりません。

料理なら材料を切るところなのか、複数の手順を同時に進めるところなのか。人前で話すなら内容をまとめるところなのか、声に出すところなのか。動作を分けると、すでにできる部分と、まだ助けが要る部分が見えてきます。

ここで確かめたいのは、自分の能力を最終判定することではありません。初めてで手順を知らないなら見本を探す、慣れていないなら短い練習をする、方法が合わないなら説明の受け方や道具を変える、と次の手を選ぶための整理です。

練習するのは、つまずいた箇所の手前から

最初から完成品を目指すと、途中でどこが分からなくなったか見失うことがあります。たとえば新しい道具を使うなら、準備して元に戻すところまでを先に試すという進め方があります。本番の作業へ入る前に、操作の入口を確かめられます。

説明を読むだけでは分かりにくいなら、実際の動きを見せてもらう方法もあります。逆に、口頭の説明が速すぎるなら、順番を書いてもらうほうが取り組みやすいかもしれません。「もっと努力する」の前に、受け取りやすい形へ変えてみます。

記録には、「うまくできた・できなかった」だけでなく、「見本を見れば最後までできた」「途中で止まったが、どこに戻るか分かった」と残します。助けを借りてできたことも、次の練習の出発点です。初回から一人で全部できる状態に限って評価する必要はありません。

努力で変えられることだけが原因ではない

体の状態、使う道具、場所の条件などによって、同じ練習が負担になることもあります。できない理由を、気持ちの弱さや怠けだけで説明しないようにしましょう。必要な補助や別の方法を使うことも、取り組み方の一部です。

今の生活で必要ではない苦手まで、全部克服する義務はありません。人に頼めることや、別の手段で済むこともあります。何のためにできるようになりたいのかを確かめ、費やせる時間や負担に見合う範囲を選びます。

また、練習の最中に痛みや危険を伴うことを、根性で続ける話にはしません。安全な範囲で試せる内容に分けられない時は、自己流で繰り返す前に、適切なやり方や支援の有無を確かめます。

話す・覚える・手を動かす練習の分け方

人前で話すのが苦手な場合

いきなり長い発表を練習する代わりに、最初の挨拶と話題の説明だけを声に出してみます。文章を暗記するのが難しければ、話す順番を書いたメモを使います。何も見ずに話せるかより、伝えたいことが抜けていないかを先に確かめます。

新しい作業の手順を覚えたい場合

全部を一枚に詰め込まず、作業を始める前と終える時に確認することを分けます。迷った箇所へ目印を付け、次回はそこを見る形にします。毎回同じ所で止まるなら、記憶力を責めるより説明の書き方を変える余地があります。

手作業が思うように進まない場合

完成までの速さを比べず、最初の動作を繰り返す練習にします。道具の持ち方や置き方が分からないなら、その部分を見せてもらいます。できた時の手順を残しておくと、次回も同じところから始められます。

次の練習で確かめることを決める

苦手な作業を思い浮かべ、最初に迷う場面を具体的に書きます。その手前から試せる短い手順を用意し、見本や補助を使って一度進めてみましょう。終えたら、できた部分と次に聞きたい部分を分けて残します。成長は、昨日まで止まっていた場所を今日は進めた、という違いから確かめられます。

今日試せること

  1. 苦手な作業の中で、分からなくなる最初の箇所を書き出す
  2. その箇所だけを、見本を見ながら試せる形に分ける