暮らしを整えるヒント
自分の強みが分からない時は?頼まれたことと続けてできたことを見る
自分の強みが分からない時は、人から頼まれたことや、何度か同じようにできたことを振り返ります。今できていることと、まだ助けが必要なことを分けると、実際の場面で使える自分の持ち味を探せます。
目次 6項目
強みを、特別な才能だけに限定しない
強みと言われると、人より抜きん出た技術や、誰にでも褒められる特徴を探したくなります。けれど、身近な人が予定の確認を頼んでくる、分かりにくい説明を整理できる、使った物を次の人が使いやすい形へ戻せることも、具体的な場面で役立つ力です。
自分には当たり前の作業ほど、強みの候補として数えていない場合があります。「よく頼まれるのは何か」「前にも同じようにできたことは何か」と、実際の出来事から振り返ってみます。
いきなり「私は調整力がある」と大きな名前を付ける必要はありません。「集まりの前に、全員の都合を確かめて候補日を出した」のように、行ったことから書き始めます。名前よりも先に、どの場面で何ができたかを残します。
現在地・できていること・足りないものを分ける
振り返る時は、できたかできなかったかだけで区切らず、条件も一緒に見ます。一人でできた、見本があればできた、詳しい人へ確認しながらできた、という違いがあります。助けを借りたことを除外せず、今できる形として記します。
たとえば、案内文をまとめられたなら、「必要な情報を並べられる」「言葉の確認には人の助けがあるとよい」と分けられます。一つ足りないものがあるから、全体を不得意と決めずに済みます。
足りないものには、経験、時間、知識、道具などを書きます。どれも自分の性格の欠点へまとめないことです。次に同じ作業をする時、準備すれば補える部分と、人の協力が必要な部分が分かるようにします。
褒められた言葉が残っているなら、何について言われたかも振り返れます。「助かった」だけでは曖昧でも、早めに連絡したことへのお礼なら、相手の準備に配慮できた場面として記録できます。
頼まれることが、すべて得意とは限らない
よく頼まれるのは、断らないから、時間があると思われているからという場合もあります。頼まれた回数だけを強みの証拠にせず、実際に取り組めたか、どんな負担があったかも見ます。
また、得意なことと、好きなことは必ずしも一致しません。上手にできても毎回疲れ切るなら、今後も全部引き受けたいとは限らないでしょう。強みを見つけることを、断れなくなる理由にしないでください。
他人との比較が必要になる場面もありますが、日々の振り返りでは、自分がどの条件で何をできたかを先に集めます。一度の失敗や一人の評価で、それまで繰り返せていたことまで消さないようにします。
仕事・家庭・趣味で、できたことを拾う
仕事で目立つ成果が思い付かない
結果の数字だけでなく、途中の作業を見ます。情報の抜けを見つけた、相手へ確認して混乱を防いだ、引き継ぎを分かる形にしたなど、具体的な行動がないか振り返ります。自分が行ったことと、周囲の助けによる部分を分けて記録します。
家の用事は誰でもできると感じる
いつも何を見て判断しているか書いてみます。在庫を見て買い物を決める、家族の予定から食事の時間を調整するなど、手順が含まれているはずです。特別に褒められなくても、繰り返し行えている工夫を言葉にできます。
趣味で自信が持てない
完成品だけを上手な人と比べず、以前よりできるようになった部分を確かめます。道具を扱えるようになった、好きな表現が分かってきた、途中で止まっても戻れるようになったなど、今の段階にある力を拾います。
強みの名前より、使えた場面を残す
最近頼まれたことと、繰り返しできたことを並べ、自分が実際にした動作を書きます。次に使うならどんな準備が要るかも添えましょう。「人に説明するのが得意」だけで終えず、「順番が分かるメモを用意すれば、初めての人へ説明できる」と残せると、次の場面で使える強みになります。
今日試せること
- 最近頼まれたことを挙げ、自分が実際にした動作まで書く
- 繰り返しできたことに、必要だった準備や助けも添える