暮らしを整えるヒント
何のために頑張るのか分からない時|目標が役立つ相手を考える
目標に取り組む理由が見えにくい時は、それが誰に、どんな形で役立つかを考えてみます。家族や身近な人だけでなく、自分自身の喜びも含めると、何のために続けたいのかを具体的にできます。
目次 6項目
目標の先にいる人を、具体的に思い浮かべる
資格、作品、習慣など、達成する項目は決まっていても、なぜ取り組むのかが薄れてしまうことがあります。そんな時は数字や完了日から少し離れ、その取り組みが誰のどんな場面に役立つかを考えます。
「人の役に立つ」では広すぎるなら、身近な場面まで近づけます。料理を覚えたいなら、忙しい家族と夕食の準備を分担したいのか、自分が好きな味を作れるようになりたいのか。どちらも、取り組む理由として書けます。
相手を思い浮かべる目的は、自分の目標を立派に見せることではありません。完成したものを誰が使うか、何ができるようになると助かるかが分かれば、今練習する部分や、優先する作業を選ぶ材料になります。
「誰に、どう役立つか」を作業へつなげる
たとえば、家族が予定を把握しやすいように連絡の仕方を見直したいなら、凝った表を作ることより、皆が見る場所に必要な情報があることを目標にできます。役立つ場面が決まると、完成形も変わります。
趣味で何かを作る場合は、使う相手にどんな場面で使いたいか聞く方法があります。「きっとこれが好きだろう」と決めて進める前に、大きさや使い方など、本人が答えられる希望を確かめます。
自分のための目標でも、理由を具体的にできます。「本を読めるようになりたい」なら、知りたい分野をゆっくり楽しみたい、気になった内容を家族と話したいなど、欲しい時間を描きます。誰かに褒められる理由へ無理に作り替える必要はありません。
理由が複数あるなら、一つだけに絞らなくても構いません。相手の助けになることと、自分が面白いと感じることを両方書けます。
役立つことを、全部引き受ける義務にしない
誰かのためという理由があると、休むことや方法を変えることにためらいが出る場合があります。だからこそ、始める時に自分の負担も一緒に書きます。使える時間や、できる範囲を超えた目標なら、相手のためであっても調整が必要です。
相手が望んでいないことを、善意だからと押しつけないことも大切です。助けになると思った提案でも、相手には別のやり方があるかもしれません。希望を聞いた結果、今は不要と言われたら、それも目標を見直す材料にします。
また、喜んでもらえるかどうかだけで自分の取り組みを評価すると、相手の反応にすべてを預けることになります。自分が準備したこと、約束した範囲を終えたことも分けて確かめましょう。感謝を返してもらうことを、支援の条件として隠していないかも見直します。
家族・身近な人・使う人を思い浮かべる
家族のために家の用事を覚えたい
「家族を助ける」から、「自分が担当できる用事を増やす」へ具体化します。何が負担になっているかを本人に聞き、今の予定の中で引き受けられる範囲を話します。全部できるようになるまで待たず、分担できる所から始められます。
友人の活動を手伝いたい
自分が得意なことを一方的に提供する前に、どの部分で手が足りないか確かめます。目標は「頼りにされる人になる」より、「当日の案内を分かりやすく用意する」のように、相手の用事に沿って置けます。
作品や案内を誰かに届けたい
受け取る人が最初に知りたいことを考えます。自分が説明したい順と、相手が使う順が違うなら、見せ方を変える余地があります。完成後の反応を想像するだけでなく、作る途中に使いやすさを確かめる機会を入れましょう。
相手への役立ち方と、自分の希望を並べる
取り組んでいる目標について、役立つ相手と、その人が助かる具体的な場面を書きます。その隣に、自分が楽しみにしていることも残しましょう。どちらか一方を消して無理をするより、双方に合う量や方法を探します。何のための作業か迷った時には、その二つを読み返して次の手順を選べます。
今日試せること
- 今の目標が役立つ相手と、その人に起きてほしい変化を書く
- 自分が得たい喜びや、守りたい時間も同じ紙に残す